2010年10月31日日曜日

P通信 - またつまらぬモノを・・・ -

平城です。

今日は名古屋工業大学フォーミュラチームの皆さまが、SUM部室にお越しになりました。

大変雨が強く、かつ台風が直撃することも予想されたため、エコパ走行会中止/図書館休館/生協営業休止/TOEIC中止など、皆が台風に恐れをなしているにも関わらず。。。
名工大の皆様のやる気の前には、台風など関係なかったのでしょう!

部室では、新部長・クリタと佐野・内野やらが対応しておりました。
全員2年生・・・世代交代ですね。
コーヒーを淹れるくらいのお手伝いはさせていただきましたが、基本的に今日はノータッチ。
(あ、でも名古屋まんじゅうはおいしき頂きました。ありがとうございました。)


そして2年生のみんなが名工大の方達とお話をしている時に私が何をしていたかと言うと、、、
またつまらぬモノを・・・作っていました。





上の2つは、某ファッションブランドと脳内コラボレーションして作った"広告"です。
というのも、SUMで使う新しいジャケット&シャツを作り、その発注を受けるためです。
(上のは気に入ってるんですが、サムクロの方ははちょっと出来が悪いですね。。。)

これからの時期、展示会・走行会などが幾つか開かれますが、ヒジョーに寒いです。
ところが、今までSUMではそういう時に着るチームウェアがありませんでした。
「ほな、作ろか。」
と思い、ネットでオリジナルジャケット製作ができる会社を探して、良さそうな素材を見つけました。
さすがに屋外展示ではこれでも寒いですが、屋内展示なら十分そうです。

Yシャツに関しては、今まで使っていたピットTシャツもそろそろ世代交代する時かなと思い、提案してみました。
なんと刺繍入りで、お手頃な3000円。

もしこれを見て、どっちか欲しいなって人がいればなんなりと言ってくださいね。
マージン2000円くらいで引き受けます!


明日はアクトシティで開かれている「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議」を見学してきます!
ちなみに明後日はJIMTOFに行く予定。


あ、あとHP公開は明日!
ルールの続きも明後日には更新しますね!

それでは、またお会いしましょー!!!

2010年10月26日火曜日

P通信 - ひと休み -

どうもどうも平城です。

うっかり、ご無沙汰してしまいました。

さぁ今日は第6章「エレクトリカルルール」の巻、のハズですが、大人の事情でお休みします。
いや、まぁただ単に""訳が怪しい""から、世に出せないだけなんですが。

そうこうしてるうちに1週間も更新が滞ってしまいました・・・これは由々しき事態ですネ。

というわけで、今日は最近の活動報告などをお伝えしようと思います。

●最近の活動報告
日記でルール紹介するだけが活動じゃありませんよ。
11月13、14日に開かれる大学祭・テクノフェスタにて開発車両XX-609Eを走らせるべく、足りないパーツを作ったり

中央下よりにアゴの曲がった顔が見えますが、偶然です。  

人材募集用のポスター案を考えたり
Myチャリを直したり
あとは、他大学が使用してるモータ/バッテリーの諸元や、それらを購入できるか調べる、という名目のもとネットサーフィンしていたり

そんなところです。

●やらまいCAR
「食欲の秋、芸術の秋」ということで、クルマという芸術作品を見るため
昨日、浜名湖ガーデンパークにて開催された「第7回やらまいCAR」に行ってきました!
下の写真にもある通り、遠州地域にある60、70年代のクルマが勢揃いしておりました。

非常に怪しい空模様。 参加車両は総勢70台ほど。

ロールス・ロイスはまさに芸術。曲線とかもう・・・

Photograph by Hiroki Kato

Photograph by Hiroki Kato
雨が降ってきたため途中で終了となりましたが、ノスタルジックな気分を充分堪能できました。
再来年も参加しよ(浜松にはいないと思いますが)。

●HPについて
もちょっと待ってください。。。
どうも設定がうまくいかない。
という言い訳を言いつつ、早く公開しないとダメだなと思っていたり。
10/4の日記を見ると「来週公開する」と書いちゃってますが・・・

不完全な状態だとは思いますが、今週中には公開します!!!
今度はオオカミ少年にならないように頑張りますので。

●溶接講習
SUMのお話ですが、来る11月3日(水・祝)、㈱榛葉鉄工所さまに溶接講習を開いていただきます。
それも静岡大学まで来ていただいて、、、恐縮です。
参加者は2年生3人と1年生2人の計5名ですが
  1年生は初夏に行った工作機械実習にて1度やったのみ
  2年生も大会前から溶接は御無沙汰
という状況ですので、講習会に向けた練習会を企画しました。

27日までは工作センターのおっちゃんが使用するとのことなので、練習会は10/28、11/1,2の3回を予定しています。
内容は
  1年生→ひたすらビード引き
  2年生→溶接の感覚を取り戻し、普段の作業における疑問・課題を挙げる
でいこうと思います。

ちなみに当校の持ち合わせる溶接機器は以下の通り。

被覆アーク溶接の機械です。
機械工/物質工の学生なら授業で使ってるはず。

 「フレームの溶接はオレに任せろ」半自動アーク溶接機DAIHEN FUZZY350

みんな大好きTIG溶接機DAIHEN INVERTER ELECON 300P

新入りのMIG溶接機DAIHEN DP350

上から見た溶接場(工作機械実習時)

機械ももちろんですが、職員の方が非常に理解のある方なので、うちは他大学に比べてかなり恵まれていると思います。
練習会の様子など、またお伝えしようと思います。


それでは、今日はこのへんで。
またお会いしましょう!

2010年10月16日土曜日

P通信 - ルール紹介その4 -

SUMでは次期マシン計画をたてていたり、
SUACでは早くも次期機体の製作に入ってる模様です。
・・・ミンナ ウゴイテル!!!

後輩たちの活躍に怯える、平城です。

前回に続きまして、ルール紹介。
今日は4章「ピットルール」と5章「等価構造計算書&インパクトアッテネータデータ」です。

前回の3章は非常に長かったですが、今日は軽めです。
それでは、早速どぞ。

4 Pit Rules ピット内でのルール

4.1 Electrical Power during pushing 手押し時の電気動力
  It must be possible to push the car around with all electrical systems deactivated.

  電気系統がまったく動作しない状態でも、車を手押しで動かせること。

4.2 Push Bar プッシュバー
  The push bar must be a separate, detachable device. Rear wings will not be accepted as push bar. The push bar must be located behind the rear axle when the car is moved. One fire extinguisher has to be attached to the push bar by a quick release fastener in an easily accessible position.

  プッシュバーはマシンと独立し、取り外しが出来るものでなければならない。リアウィングはプッシュバーとして認められない。マシンの移動中、プッシュバーはリアアクスルの後方に存在しなければならない。プッシュバーにはアクセスしやすい場所に、ひとつの消火器がクイックリリースファスナーを用いて取り付けられていること。

4.3 Activating the tractive system トラクティブシステムの作動
  The Event Handbook will define where and under which conditions the tractive system may be activated.
  トラクティブシステムを作動させてよい状況と場所は、イベントハンドブックに定義される。

4.4 Quick Jack クイックジャッキ
  Each team must present a quick jack to lift up the car by using the jacking point during Technical Inspection. The quick jack must be able to lift up the car, so that the driven wheels are at least 10.2 cm (4 in) off the ground.
  チームは車検時にクイックジャッキを用いて車をリフトアップ出来ることを示さなければならない。
クイックジャッキは車両を持ち上げ、駆動輪を地面から10.2cm (4インチ)以上離せなければならない。

4.5 Fire Extinguishers 消火器
  Foam fire extinguishers are not allowed.
  Only CO2 and powder fire extinguishers are allowed as described in the FSAE Rules.

  泡消火器は認めない。
  FSAEのルールにあるように、二酸化炭素消化器か粉末消火器のみ認める。


5 SEF and IAD Documents 等価構造計算書とアッテネータデータ

5.1 Structural Equivalency and Structural Equivalency Form
      等価構造計算と等価構造計算書
5.2 Impact Attenuator Data インパクトアッテネータデータ


以上です。
5章の「等価構造計算書&インパクトアッテネータデータ」は今までのルールと大差ありませんので割愛させて頂きます。


ルール紹介だけじゃツマラナイので。
学校をブラブラ歩いてたら・・・


静大生なら誰でも知ってる(?)、イノベーション共同研究センターです。
静岡大学と地域企業・自治体などの架け橋となり、産学官連携を推進されています。
SUMでもポスター印刷などでお世話になっているところです。
その建物の前に止まっているのは、みんな知ってるスズキ・スイフ・・・

おや。何かが違う。
近寄ってみましょう。

スズキ「スイフト レンジ・エクステンダー」

今話題のPHV=プラグインハイブリッドです。
なにやら次世代環境車社会実験の一環で、我が静岡大学にも配備されたのこと。
実際動いてるところは見てないのでなんとも言えないですが、すごい身近になってきましたね。。。

ちなみに大学の公用車はこちら。

エスティマハイブリッド

時代の追い風を感じます。。。


次回はついに6章に突入します。
是非懲りずに御覧ください。

ほな、さようなら。

2010年10月15日金曜日

P通信 - ルール紹介その3 -

どうも平城です。

季節の変わり目を迎えておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は先週くらいから急に、偏頭痛に悩まされる日々を過ごしております。アタマガイタイ。。。

それはともかく。
今日はルール紹介第3弾。

前回の2章は、要約すると
・シャシー関連などは今まで通りのルールに従え。
・電気を扱うので、FAとは別にSRと言われる"電気のプロ"をつけなければダメ。
という内容でしたね。

今回は第3章「車両要件と規約」をご紹介したいと思います。
それでは、どぞ↓

 (長いので適当に読み飛ばしてください!)


3 Vehicle Requirements and Restrictions 車両要件と制約


3.1 Impact Attenuator インパクトアッテネーター
3.1.1 Anti Intrusion Plate アンチイントリュージョンプレート
 
3.2 Securing Fasteners 固定ファスナー
3.2.1 Brake System Components mounting ブレーキシステムのコンポーネントマウント方法

3.2.2 Steering System and Suspension System Components mounting
         ステアリングシステムとサスペンションシステムのコンポーネントマウント方法

3.3 Brake System ブレーキシステム
3.3.1 Brake System Master cylinder actuation マスターシリンダーの作動
  The brake system master cylinder must be direct actuated or by a mechanical connection. The use of bowden cables or push-pull bowden cables is not allowed.
  The first 50% of the brake pedal travel may be used to regenerate brake energy. The brake energy recovery is only permitted when the brake pedal is actuated by the driver. Automatic brake energy recovery is prohibited.
  The remaining brake pedal travel must actuate the hydraulic brake system.

  マスターシリンダーは直接作動させるか、機械的に結合をしなければならない。ボーデンケーブルやプッシュプルボーデンケーブルの使用は認められない。
  ブレーキペダルトラベルの最初の50%はブレーキエネルギーの再生に使用することが出来る。ブレーキエネルギーの回収は、ブレーキペダルがドライバーにより作動されている時にのみ許される。自動的なブレーキエネルギー回収は禁止する。
  残りのブレーキペダルトラベルは油圧ブレーキシステムを作動しなければならない。

3.3.2 Brake Light ブレーキライト

3.4 Drive Train ドライブトレイン
3.4.1 Drive Train Shields and Guards ドライブトレインシールドとガード
  In case of using a chain or belt the drive train shield must cover the chain or belt from the sprocket till the sprocket/belt pulley, around the sprocket/belt pulley and end parallel to the lowest point of the sprocket/belt pulley, see Figure 1.
  Note: Even if the chain or belt is covered by the structure, a drive train shield is required.

  チェーンやベルトを用いる場合、ドライブトレインシールドはスプロケットからスプロケット/ベルトプーリやその周辺、スプロケット/ベルトプーリの最下点に平行な場所までチェーンまたはベルトを覆わなければならない。図1を見よ。
  注記:たとえチェーンやベルトが構造的に覆われていてもドライブトレインシールドは必要である。

3.5 Driver Egress ドライバー脱出

3.6 Vehicle Identification車両識別
3.6.1 School Name 学校名

3.6.2 Technical Inspection Sticker Space 車検ステッカー貼付スペース

3.6.3 Transponders トランスポンダ

3.6.4 Driver’s Suits and Undergarments ドライバースーツと下着
  Each driver must wear a fire resistant suit that covers the body from the neck down to the ankles and the wrists. The suit must be in good condition, i.e. it must have no tears or open seams, or oil stains that could compromise its fire resistant capability. The suit must be certified to one of the following standards and be labelled as such:
- SFI 3-2A/10 (or higher)
- FIA Standard 1986
- FIA Standard 8856-2000
  Approved long underwear made of fire resistant material must be worn with all suits except those carrying a rating of SFI 3.2A/10, 3.2A/15, 3.2A/20 or FIA Standard 8856-2000.
  Underwear certified to SFI 3.3 or FIA 8856-2000 is strongly recommended in all cases.
  Socks, shirts, and other undergarments made of synthetic material (including Nylon, Orlon, Spandex, etc.) will melt into the skin in a fire and are strictly forbidden. Nomex socks are strongly recommended.

  各々のドライバーは、首から足首・手首までの全身を覆う耐火性のスーツを着用しなければならない。スーツは良好な状態でなければならない。たとえば耐火性能を低下させるような裂け目やほころび、オイル染みがあってはならない。スーツは次のいずれかの規格に認定され、ラベリングされていなければならない:
- SFI 3-2A/10 (またはそれ以上)
- FIA Standard 1986
- FIA Standard 8856-2000
  3.2A/10, 3.2A/15, 3.2A/20 or FIA Standard 8856-2000の認定を受けていないスーツを着用する場合、下着は耐火性の材質で作られた、認定された長袖・長ズボンでなければならない。
  SFI 3.3 or FIA 8856-2000の認定を受けた下着を強く推奨する。
  合成繊維材料(ナイロン、オーロン、スパンデックスなどを含む)で作られた靴下・シャツ・その他の下着は、火中で溶けて皮膚に付着するため、厳に禁止する。ノーメックスの靴下を強く推奨する。

3.7 Chassis シャシー
  An existing FS chassis may be used for 2010. This chassis must fulfil at least the 2007 FSAE Rules. If an existing chassis is used, the primary structure as defined per FSAE rule 2010 B3.2 must not be changed. Modification of tubes that do not belong to the roll hoops, the side impact structure, the front bulkhead or the front bulkhead support is allowed, if needed to fulfil the FSE rule 6.19.
  It must be proven that the chassis was used during the year that such rules were in place by submitting the old SEF and the current SEF.
  A completely new designed chassis must conform to the current FSAE 2010 rules.

  既存のFSシャシーは2010年大会において使用出来る。このシャシーは少なくともFSAE Rules2007を満たさなくてはならない。もし既存のシャシーを用いるならば、FSAE rule 2010 B3.2で定義される主要構造体は変更してはならない。 ロールフープ、サイドインパクト構造、フロントバルクヘッドまたはフロントバルクヘッドサポートに該当しないパイプの変更は認められている。もし必要であれば6.19項を見よ。
  古いSEFと現在のSEFを提出することで、ルールに適合した年に使用されたシャシーであることを証明しなければならない。
  全く新しい設計のシャシーはFSAE 2010ルールに従わなければならない。

3.8 Firewall ファイヤーウォール
  A firewall must separate the driver compartment from all tractive system components and any oil or liquid cooling systems.
  In case of using a non-metal material for the firewall (i.e. carbon fibre, fibreglass, etc.) a fire resistant heat protection shield with a metal surface must be fitted to that side of the firewall on which the tractive system components are. The metal surface part of the firewall must have a low resistance connection to control system ground.
  The driver side of the firewall must be made of an electrically insulating material being suitable for the maximum operation voltage of the vehicle.

  ファイヤーウォールは全てのトラクティブシステムコンポーネントと油冷/水冷装置からドライバースペースを隔離しなくてはならない。
  ファイヤーウォールに非金属材料を用いる場合(たとえばカーボンファイバー、ファイバーグラスなど)、金属表面の耐火性断熱シールドをファイヤーウォールのトラクティブシステムのある側に取り付けなければならない。ファイヤーウォールの金属表面の部分は、低抵抗な制御系のグラウンドへの接続部を持っていなければならない。
  ファイヤーウォールのドライバー側は、車両の最大操作電圧にも適している電気絶縁材料で作らなければならない。

3.9 Brake Test ブレーキテスト
  During the brake test the car must be accelerated on a short straight. Afterwards the tractive system has to be switched off by the driver and the brake pedal must be actuated as far as possible. The brake test is successful if all four wheels lock.

  ブレーキテストでは、車両は短い直線を加速しなければならない。ドライバーによりトラクティブシステムの電源を落としたあとで、ブレーキペダルを可能な限り作動されなければならない。ブレーキテストはすべてのホイールがロックすれば成功である。

3.10 Brake Over-Travel Switch ブレーキオーバートラベルスイッチ
  Instead of switching off the ignition and fuel pumps the brake pedal over-travel switch must shut down the tractive system by opening the accumulator insulation relay(s), see also 6.12.

  イグニッションと燃料ポンプのスイッチを切る代わりに、ブレーキペダルのオーバートラベルスイッチは蓄電池の絶縁リレーを開放して、トラクティブシステムを停止しなければならない。6.12項も見よ。

3.11 Tractive System トラクティブシステム
3.11.1 Replacement of FSAE Rules   2010 FSAE2010ルールの差し替え
  Articles B8.1 until B8.9, B9 except B9.9, B10 and B11except B11.4 of the FSAE 2010 rules are superseded by the following FSE rules. Articles B8.10 and B8.11 are only valid if a cooling system is in use.

  FSAE2010ルールのB8.1項からB8.9項まで、B9項(B9.9項を除く)、B10項とB11項(B11.4項を除く)は次のFSE ルールに取って代わる。B8.10項とB8.11項は冷却システムを使用している場合のみ有効である。

3.11.2 Motors モータ
  Only electrical motors are allowed.
  Any type of electrical motors is allowed. The number of motors is not limited.
  Hybrid systems are prohibited.

  電気モータのみが認められる。
  どのような電気モータでも認められる。モータの数は制限を受けない。
  ハイブリッドシステムは禁止される。

3.11.3 Torque Encoder (throttle pedal position sensor) トルクエンコーダ(スロットルペダルポジションセンサ)
  Drive by wire is permitted.
  The torque encoder must be actuated by a foot pedal.
  The foot pedal must return to its original position when not actuated.
  At least two sensors must be fitted as torque encoder. The purpose of the second sensor is redundancy. Both sensors must have different supply and ground wiring. A plausibility check is recommended to verify that both sensors give the same pedal position.

  ドライブバイワイヤは許可される。
  トルクエンコーダはフットペダルにより作動されなければならない。
  フットペダルは作動していないときに元の場所に戻らなければならない。
  少なくとも2つのセンサをトルクエンコーダとして取り付けなければならない。2つ目のセンサをつける目的は冗長性を持たせるためである。両方のセンサは異なる電源ワイヤとグラウンドワイヤを持たなければならない。もっともらしい確認法は、両方のセンサが同じペダル位置を表すことを点検することである。

※訳注※
トラクティブシステム:直訳すれば牽引装置ですが・・・ここではモータなどを指すものと思われます。
                                     パワートレインみたいなものか。



まとめ

●ブレーキ
  油圧ブレーキの搭載は絶対で、完全なブレーキバイワイヤは禁止。
  回生ブレーキは、ブレーキペダルの全ストローク量0%~50%までの作動範囲でのみ許可される。

●ファイヤーウォール
  絶縁材料で作りましょう。グラウンドに落とした、耐火性の金属表面を兼ね備えよ。

●モータ
  数量・性能に制限なし!!!

●ドライブバイワイヤ
  もちろん許可。回転角を計測するセンサを2つ装着せよ(2つ目はバックアップとして)。


いよいよEVフォーミュラがどういう車両かが見えてきましたね。
ちなみに以上がHirag!翻訳です。(どうりで訳がおかしい・・・)

次回は
  4章「ピットルール」
  5章「等価構造計算書&インパクトアッテネータデータ」
の2本です。お楽しみに!!!

2010年10月8日金曜日

P通信 - ルール紹介その2 -

こんばんわ。平城です。

今日も始まりました、社会人向け 無料暇つぶしアプリ"P通信"

前回に引き続きルール紹介をしたいと思います。
それでは早速どぞ。


2 General 概要

The principle of Formula Student Electric is to allow the development of fully electric vehicles within the Formula Student framework. The competition for Formula Student Electric cars will be the same as Formula Student with some slight modifications due the special needs of fully electric vehicles.
The Formula Student Electric (FSE) competition will comply with the Formula SAE® 2010 rules, located here: http://students.sae.org/competitions/formulaseries/rules/2010fsaerules.pdf
The Formula Student Electric Rules include some specific rule changes and additions to allow the development of safe, fully electric vehicles with electro-chemical energy storage.Those changes and additions are located within this document, which supersedes the specific sections of the published Formula SAE® rules for 2010.

  Formula Student Electricの理念は、Formula Studentの枠組みのなかで電気自動車の開発を認めるところにある。FSE車両の競技は、電気自動車特有の要求に関する小変更以外はFormula Studentと同様に行われる。FSE大会は、以下のURLにあるFormula SAE® 2010ルールに従う。
→http://students.sae.org/competitions/formulaseries/rules/2010fsaerules.pdf
  FSEルールは、電気化学的なエネルギー保存が可能かつ安全な電気自動車の開発を認めるために、いくつかの特有なルール変更や追加が含まれる。これらの変更や追加はこの文書に記載されており、Formula SAE® 2010rulesの特定項目よりも優先される。

2.1 Official time 公式時刻

2.2 Registration 登録
2.2.1 Registration deadline 登録期限

2.2.2 Registration Capacity Limit 登録台数制限

2.2.3 Registration Fee 登録費用

2.2.4 Registration required information 登録に必要な情報

2.3 Society Membership 学会会員

2.4 Official Language 公式言語

2.5 Safety Responsible 安全責任者
Every participating team has to appoint at least one safety responsible (SR) for the event. This person is responsible for all electrical operations of the vehicle during the event. The SR is also responsible for every kind of work at the car during the event. The SR is the only person in the team that is allowed to declare the car electrically safe, so that work on any system of the car may be performed by the team.
The SR must be reachable at all times during the event.
The SR is not allowed to be a driver, if no second SR is named by the team who is not a driver.
The SR must be at least a bachelor in electrical engineering or an academic equivalent. In order to register for the event, the SR must prove this by uploading appropriate confirmation thereof, see 1.11.
It is recommended that the SR is certified for working with high voltage systems in automotive vehicles.

  全ての参加チームはイベント中、少なくとも1人の安全責任者(SR)を任命しなければならない。この人物はイベント中における車両の電気操作に関して全責任を負う。SRはまた、車両のあらゆる動作についても責任を負う。チームが車両のあらゆるシステムを正常に動作させるために、SRは車両が電気的に安全であることを宣言できるチーム内で唯一の人物とする。
  SRは競技中いつでも連絡可能な状態でないといけない。
  もしドライバーでない代理SRがいなければ、SRがドライバーになることは認められない。
  SRは電気工学の学士保有者または教員に相当する人でなければならない。SRは適切な証明書をアップロードして、このことを証明しなければならない(1.11項を見よ)。
  SRは自動車の高電圧システムを取り扱う業務資格を持つことを推奨する。

2.6 Extension of the Rules ルール拡張

2.7 Faculty Advisor ファカルティアドバイザー
FSE recommends that all participating teams have a Faculty Advisor present with them at the
competition. In the event that no Faculty Advisor is present during the competition, the Team
Captain or Safety Responsible will take over all responsibilities of the Faculty Advisor.

  全ての参加チームが、競技時に同行するFAを持つことを推奨する。競技時に同行するFAがいない場合、チームキャプテンまたはSRがFAの持つ全責任を引き継ぐものとする。

2.8 Event Handbook 競技ハンドブック

以上、第2章終り!
誤訳などはコメント欄でやんわり教えてください。。。

次は第3章「車両要件と規約」です。
それでは。

2010年10月7日木曜日

P通信 - ルール紹介その1 -

平城です。眠いです。

先日の日記にて、EVフォーミュラ大会のルールは
「FSE_Rules_2010をベースに、日本ローカルルールを追加。」
と予想しましたので、

FSE_Rules_2010を訳しました!!!
(Planned_Rules_Changes_FSE_2011も)

いや、まぁそんな大したことではないんですが。


というわけで、眠い目をこすりながら「ルール紹介その1」を始めたいと思います!!!
なお、内燃機関部門のルールと同等である項目と、ドイツ大会特有の項目については割愛させていただきますので御了承を。割愛した部分は見てもあまり得がないと思いますが、気になる方は元データ(英語)を御覧ください。


1 Important Dates 重要期日

1.1 Competition Dates and Place  競技開催日時および場所

1.2 Registration  登録

1.3 Structural Equivalency Form  等価構造計算書

1.4 Impact Attenuator Data  インパクトアッテネータデータ

1.5 Electrical Safety Form  電気保安計算書
IMPORTANT: ALL TEAMS MUST SUBMIT AN ELECTRICAL SAFETY FORM.
重要事項:すべてのチームは電気保安計算書を提出しなければならない。

1.6 Failure Modes and Effects Analysis  故障モードと影響解析(FMEA)
IMPORTANT: ALL TEAMS MUST SUBMIT A FAILURE MODES AND EFFECTS ANALYSIS.
重要事項:すべてのチームはFMEAを提出しなければならない。

1.7 Engineering Design Report and Design Spec Sheet  デザインレポートおよびデザインスペックシート

1.8 Cost Report  コストレポート

1.9 Business Plan Executive Summary  ビジネスプラン要旨

1.10 Charging Type  充電方式
Teams must inform FSE how their car is to be charged no later than May 03, 2010.
チームは2010年5月3日までに車両の充電方式をFSEに報告しなければならない。

1.11 Safety Responsible(s) Certification Upload  安全責任証明アップロード
Teams must upload the certified proof of their chosen SR(s) being at least a bachelor in electrical
engineering or an academic equivalent .
チームは電気工学の学士保有者または教員による安全責任(SR)の認定証明をアップロードしなければならない。

1.12 Team Member Designation  チームメンバーの指定

1.13 Health Insurance Certificate  健康保険加入証明


以上、1章おわり。

電気保安計算書やFMEAなど、聞きなれない言葉が出てきましたね。
これらの意味は6章で明らかにされます。

最後に全く関係ない画像をどうぞ。

◆総合棟10Fより望む御来光です

次回は「2章・大会概要」をご紹介します。お楽しみに。

2010年10月5日火曜日

P通信 - EVフォーミュラ大会とは -

おはこんばんちわ。
週に17コマ授業を抱える平城です。
そこらの留年生には負けませんよ。

前回の日記で、「次からはルールを紹介する」と申したわけですが
肝心な""大会の説明""をしておりませんでしたので、今回は大会の説明をさせていただきます。

【大会概要】
      開催日:2012年のいつか(予定)

【ルール】
      未発表

【参加校】
      不明

これ以外は何も公表されていません。
というわけで、今日の日記はこれで終わり。ありがとうございました。。。





っていうのも味気ないので。

参考までに、既にEVフォーミュラの競技が行われているドイツ国における大会の概要をご紹介しときたいと思います。

【大会概要】
      正式名称:Formula Student Germany(Formula Student Electric)
      開催日:2010年8月3-8日(初開催)
      場所:ホッケンハイムリンク/ドイツ
      併催イベント:Formula Student Combustion(内燃機関部門)

【ルール】
      FSE_Rules_2010
      詳細は次回以降で。。。

【参加校】
      シュトゥットガルト大学など15チーム

FS-ElectricのHPを見ると写真の転載が認められているようなので、いくつか載せておきます。

>>>ドイツ大会の様子<<<

 
素手はダメ。
  
レインテスト


華麗なるホイールスピン

エンデュランスは夜に開催される










----------------------☆おまけ☆----------------------
 
日本大会にも出てたアノ学校(非EV)

パーティーが深夜1時まで開かれる。さすが西欧。

日本大会もそろそろ考えなおさなきゃいけない時期が来たと思う。

いかがでしょうか。
単純にカッコいいですね。

・・・マケテラレナイ。
  
物足りないかたはコチラ→Hockenheim Galleries
(ドイツ姉ちゃんの写真とかもありますよ!)


ここからは私の勝手な推測&願望ですが、日本大会は

【大会概要】
      開催日:2012年9月(内燃機関部門と日程を少しズラして併催)
      場所:もちろんエコパ(であってほしい)

【ルール】
      FSE_Rules_2010をベースに、日本ローカルルールを追加。

【参加校】
      10校くらいに制限

という感じになるんじゃないでしょうか。
内燃機関部門と併催というのは難しいかな・・・
上の写真から分かると思いますが、ドイツではエンデュランス競技が夜(!)に行われています。
さて、これが日本の土地で可能か。疑問です。
かといってEV単独で大会を開催するのも"お金"の問題が難しそう・・・

ルールは実績のあるドイツ大会のものがベースになるでしょう。
自動車技術会が、そこにどういう味付けをするのかが見所ですね。
ちなみにドイツ大会のルールはFSAE Rules2010というルールをベースに作られています。
日本大会もこのFSAE Rules2010を元にしているので、電気系統以外のモノに関しては今までのノウハウを利用して作れそうです。
つまるところ、競うところは電気技術分野でしょう。

あくまで予想ですが。。。


以上で、どういう大会が開かれるのかなっというのがご理解いただけたと思います。
ご理解いただけたなかった場合は、FS-Electricのホームページを見るか、次号のMotorFan(学生フォーミュラ特集あり、たぶんEVの記述もあり)を見るか、Tweetしてください。

次回は
ついに!
「電気技術分野のルール」
に踏み込んでいきたいと思います。

それでは、またお会いしましょう。

2010年10月4日月曜日

P通信 - HPやらブログやら -

どーもどーもどーも!平城です。

今日はEVのホームページを作りかけたり、ブログの設定いじったり
ヤフオクでお買い物とかしてました。

●ホームページに関して
大枠は頭の中で出来上がったので、それをモノにしてる段階です。
ホームページ作成といいますと
・Yahoo!などで作れる、簡単だけどカッコよくない「アマチュア向け」のもの
・HTMLやらサーバやらを駆使して作成する、難しいけどカッコいい「プロ向け」のもの
に大きく2分されますが、世の中にはラクして良いものが作れちゃう"Googleサイト"という便利なものがありまして、そいつを利用しています。
ただやはり設定項目が少なかったり、設定方法がややこしかったりするのは仕方ありませんね。
透明性の高い組織運営を目指すべく、その足がかりとしてホームページを利用していきますので、皆様どうかご期待下さい。
来週くらいには皆様にご覧いただけるように頑張ります!

●ブログに関して
果たして、どんな人がどれくらいこのブログを見ているのか、さっぱり私には分からないんですが
どうやらブログに広告を出すことで収益を得られるとのことなので早速申し込みました。
実際に広告が出るまでに1週間ほどかかるそうなので、いくらほど儲かったかなどに関しては追ってご連絡します。。。

というわけで、今日やったことに関しては特に写真で説明するものがないので・・・
SUMパワトレ班の作業風景でも載せておきます。

◆エンジン組み立てに四苦八苦する部員(左から根橋・松川・坂田)

次回からはEVフォーミュラのルールを紹介していきたいと思います。
それでは、またお会いしましょう。

2010年10月1日金曜日

P通信 - 大会報告@榛葉鉄工所さま -

こんばんわ。平城です。
Radio-i が閉局しました。ショック。。。

本日、SUMのスポンサーである株式会社 榛葉鉄工所さまに第8回大会の大会報告に行ってまいりました!
EVのほうにも御支援いただけるとのことで、ますます活動に弾みをつけることができそうです。

帰り際には溶接練習用材料(廃材ともいう)をいただきました!


大事に使わせていただきます。

それでは。。。